開発情報; JSTプロジェクトによる14.1T超高磁場マウスMRIの開発加速

Update : 2013.10.10 (23:15:36)

Posted : 2013.10.10 (23:13:22)

記事作成 2013-10-10 22:52:32

 弊社は長らく永久磁石式のマウス・ラット用MRIで普及型の装置の研究開発を続けてまいりましたが、御承知の通りこの度、JSTからの御支援(JST拝師プロジェクト、サブリーダー久恒辰博、Team: MRTe+東大新領域+筑波大)を受けて、超伝導磁石式のマウス用MRIの開発を加速しております。

14.1T-mouse

この既設のNMR装置の磁場を借用する形で簡単にマウスMRIが実現できるMRMICSを用いて、麻酔下のライブマウスでマウス頭部の50 micronの面内分解能の画像が得られましたのでご報告いたします。このMR画像は、ライブマウス撮像の国内最高静磁場強度を狙っての14.1T(1H-600MHz)のものですが、世界的な普及機種である9.4T(1H-400MHz)への適用も同時並行で開発を進めております。本MRI装置は販売準備が整い次第リリースしてゆきますので、ご興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。研究開発代表者 拝師智之。