にぎり寿司のMRI画像(MR Images of SUSHI)

Update : 2010.11.10 (02:20:58)

Posted : 2008.05.27 (21:36:11)

本日は、リウマチ用MRIを食品用MRIとして使用し、お寿司のMRIを実施してみました。食材は、近所のカスミで購入した¥500円のお寿司セットのうち、マグロ赤身(右;Maguro)、いくらの軍艦巻き(中央;Salmon roe)、そしてリファレンスのための¥100円のお赤飯のおにぎり(左; red-rice ball)です。
sushi.jpg
静磁場強度0.3Teslaの装置で、撮像シークエンスは3D-GradientEcho、撮像時間約11min、マトリクス512x256x64、TR/TE=40/6ms、空間分解能0.4x0.4x0.8mmです。示している画像は、ネタののっている上側のスライスと、中心付近のスライス。
おにぎりの画像内部で、上下の画像を比較してみますと、米の密度ムラがあるのがわかります。また小豆がところどころに点在しているのも見えます。いっぽうで、軍艦巻きと握りのシャリの密度の差も多少ありそうな感じにも見えますし、イクラとマグロそのものも画像になっています。そのうち画像から味がわかるような未来は来るのでしょうか。おコメの粒の向きの統計解析、なんかが可能になると面白いかもしれません;どうやって画像認識させて数を数えるのでしょうね。。。ということで撮像オペレーションの半田さん大変ありがとうございました。
以上。