学会発表; JSMRM2011北九州 小動物SG 2011年9月29日

Update : 2011.10.04 (14:27:49)

Posted : 2011.10.03 (11:53:09)

記事作成 2011-10-03 11:26:42

2011年9月29日18時より、日本磁気共鳴医学会2011年次大会(小倉)にて、小動物MRIシンポジウムのすぐ後に、小動物スタディグループが昨年に引き続き開催されました。企業セッション(10分x3社)にて、口頭発表を行いました。その時の発表内容の抜粋・補足スライドを添付いたします。0.3Tと1.0TのネズミT1W画像の画質がほぼ同一なこと、0.3Tで信号積算による画像SNR回復(帯域1/4でB0に1.5乗の場合で3.3倍)に必要な時間が理論に合致していることを起点にして、信号強度と熱雑音がそれぞれどの程度異なるのかを考察しました。これまでは”SNR”や”感度”といったいわば「浮いた値」に振り回されがちであった小動物MRIの状況において、低磁場MRI(0.2T-0.3T)の画像をしっかりと示し、熱雑音との関係において低磁場小動物MRI(0.2T-2.0T)が成立することを御納得いただけますよう努力せていただきました。なお、今回のグラフ・チャートは小動物用永久磁石MRIのみならず、2T超のMRIで自作コイルを用いた研究開発を進められている方々にもご利用いただける概念を含んでおります。不明な点、御指摘等頂戴いただければ幸甚です。以上です。担当者。

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