好評発売中; MRTe.300シリーズNMR/MRIについて(横置縦置自由自在、車載だって可)

Update : 2014.07.26 (15:55:40)

Posted : 2013.02.26 (21:49:19)

記事作成 2013-02-26 21:09:34

今回は0.3Teslaの永久磁石を用いた2種類?!のMRIをご紹介いたします。なんと両者は同一の磁気回路(NEOMAX社製)を採用していますが、世界一級の日本製の高安定度のおかげで均一度は狂いません。

MRTe.0.3T140mmH このMRTe.300Hは筑波大学らと共にリウマチ診断用MRIを開発した経験を最大限に栄養として取り込み、リニューアルしたMRIです。広い均一磁場空間と0.3Tという低磁場のスタンダードを採用していることが特徴です。JSMRM2011北九州大会では0.2から0.3Teslaでのマウス・ラット用MRIのいわば限界に挑戦させて頂いた内容を同型装置を用いた結果で発表いたしました。

http://www.mrtechnology.co.jp/news/post_1440/

http://www.mrtechnology.co.jp/news/post_1403/

これらのうち0.3Tは、このリウマチ診断用MRIに小動物用オプションを付加したシステムです。人間を被写体としても負担がないようにデザインされていますから、マウス・ラットの撮像に際して実験者は容易にアクセスできます。なお本装置は臨床現場ではお使いいただけませんのでご了承ください。

MRTe.0.3T140mmV そして今やインラインNMR/MRI(動画;右クリックで別windowにしないと閲覧できない場合があります)もここまでやってきました。このMRTe.300Vは永久磁石を縦長に設置することによってステッピングモーターを採用したベルトコンベアによるmm単位以下の搬送を優位に確保できます。ワークリスト形式による自動計測によって、これまでには得られなかった程の大量データを自動計測することが可能です。設置スペースは僅か畳一畳分。食品用NMR/MRI、産業用NMR/MRI等の現場で活躍します。