開発情報; ネズミのMRAngiograhy, 3D-TOF, 1T/90mm

Update : 2012.04.01 (23:13:53)

Posted : 2012.03.31 (22:15:33)

記事作成 2012-03-31 22:10:23

ネズミ(C57BL, M, 10W, 1%気化麻酔下)のMRアンジオグラフィを実施した結果をお示しします。磁気回路1T/90mm(日立金属製), Sampler6, 全身用RFコイルを使用しました。また別途、ネズミの体調監視装置を使用しています。ネズミの脳梗塞、腫瘍、リウマチ、血流速計測等のへ研究応用が期待できます。上記の結果より、可視化標的とする血管にもよりますが、ラット(Rat, 60g~)であれば、マウス(mouse, 20g~)よりも容易であるし、0.3T(テスラ)でもMRA可能であるといえます。

上記アニメは、主に血流の部分を追跡できるようにハイライト化しています。多少、目に障りますがご容赦ください。よく見ると指先までin-flowが見えます。

なによりオーソドックスなTOF手法ですので、弊社製旧型コンソール(S6以降)でお使いいただけます。

MRAを使って生命現象を可視化できる永久磁石MRIは本当に素晴らしい存在です。担当者。

外部情報;磁気共鳴マイクロスコピーの解説HPへのリンク

Update : 2012.03.29 (18:03:44)

Posted : 2012.03.29 (09:53:19)

記事作成 2012-03-29 09:51:33

NMRマイクロスコピーの実例を挙げた解説ページ(外部リンク許諾済)がありますので、ご伝達申し上げます。

高磁場ですが、ソレノイドコイルを用いて、非常に印象の良い画像が取得されています。http://mrlab.frsc.tsukuba.ac.jp/~kose/microscopy/index.html

このプローブヘッドを製造販売していますのでお問い合わせください。http://www.mrtechnology.co.jp/product/post_1577

弊社も、NMR顕微鏡という言葉は努めて避けておりますのでご了承ください。

開発情報; マウスの心臓シネ画像(1T/90mm)

Update : 2012.04.09 (12:13:48)

Posted : 2012.03.13 (23:04:57)

記事作成 2012-03-13 22:32:14

マウスの心拍同期MRIを1T/90mm、Sampler7、および30mmφRFコイルを用いて実施しました。被写体はC57BL/6JJcl(M, 28g)をイソフラレンにより麻酔。使用した撮像シークエンスは、3D-GREでありTR/TE/FA=15ms/6ms/90°、128x128x16、NEX=2、FOV=25.6mm x 25.6mm x16mm、スラブ1mm厚、撮像時間は心拍依存の約10分。1テスラの弊社MRIシステムでのマウス心臓シネ撮像でした。

下記はオブリークをかけています。

mh1 (<- Click here for AVI movie)

mh2 (<- Click here for AVI movie)

mh3 (<- Click here for AVI movie)

* 上記AVI ファイルはQuickTimeでうまく再生できないので、WindowsMediaPlayerをお使いください。(gifアニメを含む動画データの無断利用を禁止します)。